
「ラグジュアリー・モバイル」Spectre 13はSSDも含めすべてがハイスペック
「ラグジュアリー・モバイル」Spectre 13はSSDも含めすべてがハイスペック
日本HPは自ら「ラグジュアリー・モバイル」と名付けた、本当に美しいモバイルコンピュータ「Spectre 13」を発売しました。
2016年7月現在で世界最薄となる、最大11.2mmと言う驚異的な薄さを実現した上に、パソコンとしてのスペックも最新でかつ、何も妥協しない水準をクリアしてきました。
今回は他に類を見ない美しさと高い性能の両方を実現したモバイルノートパソコン、HPのSpectre 13をご紹介します。
「エレガント」というのがまさにぴったりの外観
Spectre 13では、パソコンにはほとんど採用例を見かけない研磨仕上げの金属パーツを要所要所に配しています。またその金属パーツは着色アルマイト仕上げとして、上品なブロンズゴールドの色になっています。
ダークブラウンのその他の部分の配色とも合わせ、無骨なデザインの多いパソコンの中にあって異色とも言えるエレガントな外観を実現しています。
また、液晶のヒンジのメカを工夫することで、閉じたときや開いている液晶を背面から見た際にはヒンジ部分が全く見えない特徴的な機構としました。正面から見ると指輪のようにも見えるこの「シリンダーヒンジ」もブロンズゴールドのパーツが配され、独特の高級感を演出しています。
スペックを見ずに外観だけで惚れ込める、数少ないパソコンの一台かもしれません。
薄いのにすべてのスペックがハイレベル
Spectre 13は非常に薄いボディーを実現していますが、搭載しているCPUはタブレット向けのCore mシリーズではなく通常のノートパソコン向けのCore iプロセッサを使用しています。この部分で既に高い性能を担保する形です。メインメモリには8GB、ストレージにはNVMe対応でPCI Express接続の超高速SSDを最大512GB搭載可能です。
この超高速SSDは、従来のHDD向けのデータのやりとりの手順ではなく、メモリーチップを使ったストレージ専用の高速手順「NVMe(None Volatile Memory Express)」を採用した上、データのやりとりの速度に余裕のあるPCI-Expressをインタフェースとして採用しています。このため従来のSATA3と呼ばれるインタフェースのSSDの数倍以上の、まさに超高速を実現可能なSSDとなっています。
この超高速SSDがOSやアプリ起動など、各種操作の足回りをしっかりと支えています。
液晶は最近の高スペックノートパソコンとしては、やや控えめな解像度の13.3型フルHD液晶を搭載。タッチパネルは非搭載ですが、液晶表面にはゴリラガラス3を採用して液晶側も非常に高い剛性を実現しています。
インタフェースポートはすべて最新のUSB3.1のType-Cになっています。さらに、うち2つはより高速でデータのやりとりが可能なThunderbolt 3に対応します。
無線LANも最新の高速規格に対応。また、きわめて薄型の本体であるにもかかわらず、バッテリー駆動時間は公称約9.5時間と、全方位全く抜かりのない性能を実現しています。
重量も約1.1kgと軽く、薄さと相まって外出先に持ち出すのが全く苦にならない大きさ・重さとなっています。
このようにSpectre 13は見た目の美しさだけではなく、機能・性能面でもノートパソコンとしての最先端を行く機種に仕上がっています。
実際の利用においても高い実用性
本体が非常に薄いノートパソコンだとCPUに負荷のかかる作業を行なった場合には廃熱の処理が難しくなり、本来の性能を連続して発揮することが難しい製品も中にはあります。
ですが、Spectre 13は本機のために開発した非常に凝った廃熱機構を搭載することで、CPU本来の性能を安定して発揮し続けることが可能です。
ただその分、高い負荷をかけ続けた場合の冷却ファンのノイズはやや耳障りな音質となってしまったようです。非常に静かな場所では、負荷のかかる作業は少し考えた方が良いかもしれません。
薄型の本体と言うことでキーボードのタッチにも不安が出がちですが、最近は限りあるキーストロークの中でもしっかりしたタッチを実現可能なキースイッチが実現されているようで、Spectre 13もかなりタイプしやすいキーボードを搭載しています。キーストロークも驚くほど薄い本体ながら1.3mmを確保しているなど、非常に頑張っているのが分かります。
ハイエンドクラスのノートPCながら、比較的お求めしやすい価格
バリュークラスの実用性最重視のノートパソコンと比較するとさすがに高価ですが、各メーカーのハイエンドなノートパソコンの中では比較的低価格なプライスタグが付いているのも、Spectre 13の特徴の一つです。
「ラグジュアリー・モバイル」の名の通りの美しい外見だけではなく、実性能や拡張性などの面でもハイエンドクラスのスペックを実現していますから、むしろお買い得感のある価格がつけられていると言えるかもしれません。
Core i7-6500Uを搭載したハイスペックモデルが169,800円+消費税、Core i5-6200Uを搭載したミドルスペックモデルが139,800円+消費税となっています。
高い実用性を備えつつ、所有欲も高いレベルで満たしてくれる数少ないパソコンの一つがこのマシンと言えるでしょう。
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