マイクロソフト自らが開発して販売を行なっているタブレット端末寄りの2in1 PCが、Surfaceシリーズです。その中のエントリークラスを受け持つのがSurface 3です。このSurface 3には、LTE回線を利用してインターネット接続を行えるWANアダプタ(LTEモデム)を搭載したモデルもあります。

さて、このSurface 3と格安SIMとの相性はどんなものでしょうか。また、そもそもSurface 3で格安SIMは利用可能なのでしょうか。

今回はそのあたりの内容をご説明します。

Surface 3のスペックのおさらい

まず最初にSurface 3のスペックを軽くおさらいしておきます。

Surface 3は最新のATOMプロセッサを搭載したタブレットパソコンです。タブレットでの使用をメインに置いた設計になっていますが、タイプカバーというオプションを追加することでノートパソコン的にも利用可能な「2in1」と呼ばれるタイプのパソコンになります。

CPUがATOMと言うことで昔のATOMのイメージから性能面の不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、Surface 3に搭載されている最新のATOM x7は昔のATOMとは全くの別物で、非常に低い消費電力で必要十分な性能を発揮する非常に効率の良い優秀なCPUに仕上がっています。

実際の使用感も非常に良好で、動画編集などの非常に重いタスクなどを動かさない限りどんな処理もそつなくこなす性能があります。

Surface 3のLTEモデムはソフトバンク系ネットワークに最適化

Surface 3のLTEモデム内蔵モデルの対応するLTEの電波帯(バンド)は、バンド1(2.1GHz)、3(1.7GHz)、8(900MHz)です。

ソフトバンク系の使用する、いわゆる「プラチナバンド」のバンド8には対応しているのですが、ドコモやauのプラチナバンドであるバンド18、19(どちらも800MHz)には対応していません。ここに注意が必要です。

プラチナバンドの電波は鉄筋コンクリートの建物の中にまで通りやすく建物の影にも回り込みやすいとされているため、大きな町の中心のビル街区の中ではプラチナバンドを使えるソフトバンク系のネットワークの方が通信速度が出やすくなっています。

Surface 3のLTEモデムはSIMロック自体は外れているため、ドコモ系やau系のSIMカードを使っても通信自体は行えます。ただ、実効通信速度の点でソフトバンク系のSIMカードを使った方が有利な場所が多くなっています。

逆に郊外や住宅街など、見通しの良い場所や大きな建物が少ない場所では、通信キャリアの系統の違いによる通信速度などの差は出にくくなるはずです。

なぜIIJmio?

では格安SIMの中でなぜIIJmioと相性が良い、という書き方をしたかといいますと、IIJmioのサービス中のある機能が関係しています。

格安SIMに詳しい方ならご存じと思いますが、IIJmioの通信プランでは通信速度の高速/低速をユーザが切り替え可能になっています。そして、低速通信時に送受信したデータは毎月のデータ量にカウントされず、毎月の通信容量を消費しません。

このため文字だけのメールやLINEでのやりとりなど通信速度が低くても対応できるサービスでは、低速通信に切り替えておくことで月々の通信データ量の節約が出来るのです。

この通信速度切り替えのためにIIJmioでは通称「みおぽん」と呼ばれるアプリを提供してくれています。このアプリ、IIJではAndroidやiOS版だけではなく、きちんとWindows 10のUWP版と呼ばれるタイプのアプリもリリースしてくれています。

この仕組みを利用する際には、Surface 3本体からみおぽんを起動してやることでユーザー自身が簡単に通信速度を切り替え出来て、Surface 3での通信を利用形態に合わせて最適化してやることが楽に出来るようになっているのです。

ちなみにUWP版アプリは、Windows 10スマホでもきちんと動作します。このためVAIO Phone BizやNuAns NEOなどの機種で使うSIMにも、IIJmioは適したサービスになっていると言えます。

どこでもLTEらしい通信速度を望むならY!mobileだけれど

Y!mobileにも毎月の料金などがお得なプランがたくさんあり、せっかくのLTE回線らしい通信速度の下で利用したいのならば、Y!mobileの回線を利用するのが一番間違いがないのは本当のところです。

ですがその他の格安SIMも使えないわけではなく、利用する形態や場所によっては遜色のない性能・使い勝手を利用できる可能性があります。上手く使って、Surface 3ならではの機動性を十分に活用したいところです。

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