パソコンを動かすためには、コンセントから流れる“交流電源”をパソコンで使える“直流電流”に変換してくれる「電源ユニット」が必要です。
自作PCユーザであれば、一度は目にしたことがあるかと思います。

この電源ユニットは基本的に消耗品とされており、だいたい2年毎に買い換えるのが良いとされています。
しかし、買い替え時に電源ユニット選びを間違えると、せっかくの自作PCが使えなくなったり、性能を十分に発揮できないなんてことに陥ってしまいます。

そんな電源ユニットの選び方はズバリ“総出力ワット”が重要です!
今回は、電源ユニットの上手な選び方についてご紹介します。

電源ユニットの上手な選び方①規格とサイズ

電源ユニットの規格とサイズを知る

電源ユニットの規格とサイズを知る

電源を購入してパソコンケースに取り付けようとしたら、大きさやサイズが合わない…というようなミスは絶対に避けたいもの。

特に自作PC初心者の方は、電源の取り付け・交換の際などに電源の“規格”を確認しておく必要があります。
また、電源ユニットを換装する場合も同じです。

規格やサイズは、パソコンケースの説明書や商品ページ、電源のラベル等で確認することができますので、しっかりと確認しましょう。
まるっとはじめから自作する場合は、電源ユニットの規格を先に決めてからケースを選ぶのも手です。

電源ユニットの上手な選び方②総出力ワット

総出力ワットをチェック

総出力ワットをチェック

総出力ワットとは、電源の“総合電力”、いわゆる「容量」と言われるもの。

初心者はもちろん、一番目にとまる数字が総出力ワットで、電源ユニットの選び方として最もメジャーな数字です。
総出力ワットは、“数字が高いほどより多くの電力を供給”できます。

つまり、この総出力が多ければ多いほど、電力を消費するハイスペックなパーツを使用できるということになります。
最新のグラフィックボードやサウンドボードを搭載したいとなるとやはり、総出力は高いものを選ぶ必要があり、特にハイスペックでもなく、ミドルスペックなPCを組む場合は、そこまで総出力が高くない安価なものでも大丈夫でしょう。

最近の電源は、総合出力と+12V系合計出力の差が少ないのが特徴です。だから初心者の方やグラフィックボードを搭載しない方は、単純に総合出力のW数を見て判断しちゃってもいいかな、と思います。

電源ユニットの上手な選び方③グラフィックボード

ハイエンドのグラフィクボードを搭載する場合は…

ハイエンドのグラフィクボードを搭載する場合は…

電源ユニットの選び方としては、先ほどお話した総出力ワットをチェックしておけば、基本的には問題ありません。
しかし、確実な電源ユニットを選びたい場合、ハイエンドのグラフィックボードを搭載したい場合は違ってきます。

ローエンドのグラフィックボードなどならば、それを刺し込むPCI Express × x16 スロットからの給電で十分ですが、先ほどのお話した通りハイエンドのグラフィックボードはそれだけでは足りないほどのたくさんの電力を消費します。

そのようなハイエンドのグラフィックボードを搭載したいときに、電源ユニットの“+12V系統”が「マルチレーン」になっていた場合注意が必要です。

ハイエンドグラフィックボードの中には、1枚で200W~500W以上も電力を消費するものがあります。
例え+12V系統の最大電力が672Wあったとしても、4分割のマルチレーンになって1レーンあたりの MaX Current(最大出力電流)が18Aだった場合、最大出力は216Wですから、電力が供給できないパターンもあるのです。
失敗を防ぐために、まずはお目当てのグラフィックボードの消費電力が何Wあるか?そして電源のMax(Peak)Current(最大出力電流)と Max Combined(最大電力)がどういうスペックになっているか?チェックしておいても損はなし!でしょう。

つまり、マルチレーンで出力が分割されている場合、給電出力が足りず、グラフィックボードが機能しないパターンもあるということです。

これらに注意して、電源ユニットを選べば、ハイエンドのグラフィックボードを搭載したハイスペックPCを組むことも出来るでしょう。

パーツの必要電力に合わせた電源ユニット選びを

今回は、電源ユニットの上手な選び方についてご紹介しました。

電源ユニットの選び方として、まずは“総出力ワット”をチェックすることは大変重要です。
せっかくハイスペックなPCを組んだのに、電源ユニットの出力が足りず、まともに動作してくれないなんてことは避けたいですし、ハイスペックでもないのに高価な高出力電源ユニットを買っても宝の持ち腐れになってしまいます。
電源ユニットの選び方は意外と難しく、最初は手こずってしまうかもしれませんが、慣れれば簡単なので、是非これらのことを参考に選んでみましょう!

また、電源ユニットは消耗品なので、2年おき程度で買い替えることをおすすめします。

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