
ビデオケーブルってこんなにあるの!?コンポーネントって?コンポジットってなに?
出典: http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=KM-V6-100
DVDやブルーレイの普及で、手軽に映画やドラマを楽しめるようになりました。そんなときに活躍するのがプレーヤーですが、配線がわからない!なんて方もいるのではないでしょうか?今回は、コンポジット端子やS端子、コンポーネント端子など、種類が豊富なビデオケーブルについて詳しく説明していきたいと思います。
DVDやブルーレイで映画やドラマを見る、プロジェクターでプレゼンをする、大画面でゲームを楽しむ……などなど、今やビデオケーブルの活躍場面は様々です。
しかし、いざ、それらを接続するためにケーブルの配線を行おうと思っても、種類が多すぎてわからない!!なんて方もいることでしょう。
コンポジット端子やS端子、コンポーネント端子など、ビデオケーブルには種類が様々。
ブルーレイプレイヤーなどからプロジェクターに映像を映し出したい…というときなど、どの種類のビデオケーブルを使用すればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、わかりやすくビデオケーブルの種類についてご紹介したいと思います。
コンポジット端子
画像を見るとわかるかと思いますが、おそらくこの端子は皆さんが一度は見たことのある端子かと思います。
コンポジット端子と表記しましたが、通常は“ピン端子”、“RCA端子”と呼ばれることが多く、端子のカラーは黄色です。基本的に、音声入力端子も一緒になっていて、赤・白・黄色の三色の端子がついたケーブルです。
色分けされている点と映像のための接続が1本なので、簡単で初心者にも扱いやすい点がメリット。
デメリットとしては、各種信号が同じ線に複合しているため、良質な映像を映し出すことは難しい点です。
ドット妨害やクロスカラーといった問題現象が発生してしまいます。
つまりは、プロジェクターで映像を映すために使用する際、コンポジット端子はあまりおすすめ出来るとはいえません。
S端子
続いては“S端子”です。
古いテレビの高級機などに搭載されていることが多いです。
“輝度信号(Y)”と“色信号(C)”が別々に伝送されることから“S端子”と呼ばれています。
画像のように、端子のカラーは通常黒色。
“輝度信号(Y)”と“色信号(C)”が別々に伝送されるため、コンポジット端子と比べると質の良い映像を映し出すことができます。
また、端子の上下があるので差し込みの際は注意が必要です。
最近のテレビなどではS端子がついてないものが多いので、活躍の機会は少ないかもしれません。
コンポーネント端子
続いてはコンポーネント端子。
一見すると音声入力と一緒になったコンポジット端子かのように見えますが、これは映像のみを伝送するためのものなので、ご注意ください。
コンポーネント端子は、元々アナログハイビジョンの信号を伝送するために実用化された信号を3つに分けて伝送する方式の端子です。
端子のカラーは、緑・青・赤。
分離する信号の種類から“色差入力端子”と呼ばれることも多いです。
ハイビジョン接続用ケーブルの中では比較的安価で、ハイビジョン信号まで伝送できたり、長居ケーブルでも画質劣化がおこりにくかったりするのがメリット。
ただし、ケーブルが3本なので接続が面倒だったり、配管の中でその太さにより問題が発生することがあったりするのがデメリットです。
先ほどのコンポジット端子やS端子より綺麗に映ります。
HDMI端子
最後にご紹介するのはHDMI端子。
今まで紹介した端子はすべてアナログケーブルと呼ばれる種類ですが、こちらはデジタルケーブルです。
デジタルケーブルの特徴は、ケーブルの長さによる劣化が少ないこと、映像にノイズが乗りづらいことがあげられます。
このHDMI端子は、今や多くのテレビやディスプレイ、プロジェクターで採用されており、今後の定番となる端子と言えるでしょう。
映像だけでなく音声も伝送してくれるので、これ一本で済むのも嬉しい点です。
デメリットとしては、少々価格が高くなってくる点、分配が難しい点があげられます。
しかし、今後の定番として定着していき、新しい機器であればほぼ全てで対応していますので、これからのことを考えるとベストな選択といえるかと思います。
また、劣化が少ないのでプロジェクターなど再生機器と映写機が離れている場合でも安心して使用できます。
機器にあった端子を使おう
今回は、ビデオケーブルの種類の中からコンポジット端子、S端子、コンポーネント端子、HDMI端子をご紹介しました。
それぞれ特徴はありますが、大きく分けて“デジタル”と“アナログ”の2つに大別されます。
今や、デジタルでの通信が基本となっていますので、デジタル対応端子であるHDMI端子が、今後活躍の場を大きく広げていくことになるでしょう。
しかし、一昔前のものなどまだまだHDMIに対応していない機器などもありますので、そういった場合はアナログ端子を活用することで安心して、映像を楽しめることでしょう。
自分の持つ機器に合ったビデオケーブルを見つけ、素敵なライフを送ってくださいね。
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